第8回を迎えました研究会では、下記の日程にて講演会と口演発表を開催致しました。
第1部の特別講演は、恵愛堂病院言語聴覚士小林 宗二先生お招きして『上手に食べるための
リハビリテーション』と題して、現場での具体的な応用について、ご講演を頂きました。
第2部では、臨床介護の現場で活躍する方々をパネリストに介護や病院など現場で役に立つ
『摂食嚥下の問題点と解決法』を中心にした議論と、その具体例を動画を交えて話し合いました。
終了後には、無料の懇親会にもたくさんの方々が参加していただきました。【名称】第8回桐生地区口腔ケア研究会
【日時】平成25年7月20日(土) 15:00-18:30
【場所】桐生市市民文化会館スカイホールA
【会費】千円 (懇親会費用含む)
【次第】15:00- 商品説明 ティーアンドケー株式会社 ドクタープラス株式会社
15:10- 開会挨拶 代表世話人 塩崎泰雄
15:15- -第1部-
特別講演 座長:みどり病院 尾岸浩一先生
『摂食・上手に食べるためのリハビリテーション』
講師:小林 宗二先生 (恵愛堂病院 言語聴覚士)
16:40- 休憩
16:50 -第2部-
事例報告会 (9題)
18:30- 閉会
18:40- 懇親会 (無料 桐生商工会議所 4F-405号室)共催:桐生地区口腔ケア研究会
ティーアンドケー株式会社
株式会社ドクタープラス
(社)桐生市医師会
(社)桐生市歯科医師会
NPO法人群馬県歯科衛生士会東毛支部
桐生薬剤師会
(社)群馬県衛生士会桐生支部
Category Archives: 08-第8回研究会の記録
08-00-第8回桐生地区口腔ケア研究会
08-01-第8回桐生地区口腔ケア研究会・特別講演
15:10 座長:みどり病院 尾岸浩一
『上手に食べるためのリハビリテーション』
恵愛堂病院 言語聴覚士 小林 宗二先生
講演概要
ヒトは毎日よく話し、よく食べます。しかしその行為中、身体がどのように動いているのか
をすべて詳細に目にすることはできません。またそれを詳細に目にすることなくしても、何
ら不自由なく話し、食べることができるので、ヒトは生きていくことができるのでしょう。
仮に、話す時、食べる時の身体運動について、視覚的フィードバックがなければその行為が
行えないとすると、ヒトは生きていくことができないかもしれません。この話すこと・食べ
ることについて身体運動的観点からお話をします。
話すということは、他者の話を聴いて理解し、自分の思いを伝えるため語彙を選択し、それ
を文法的に正しく並べて、同じ言語を話す人に通じる「ことば」に加工するという側面と、
そのように加工した「ことば」を他者に伝えるための「言語音」を産生する側面との作業か
ら成り立っています。
今回は話すことについての後者の側面に焦点を当て、言語音を産生するとき身体がどのよう
に運動しているかを解説し、言語音産生時の身体運動について理解していただいた上で、
同じ器官を使用して営まれる摂食・嚥下運動に話題を転じ、両者の関係性と発声・発語の
リハビリテーション、嚥下障害のリハビリテーションについて実践的な話をしていきたいと
思います。
Part-01
part-02
part-03
08-02-事例報告
08-02-事例報告
16:50 事例報告会
座長:宏愛会第一病院 齋藤義人1. 桐生版!見える事例検討会(桐生見え検)による多職種参加型問題解決システム
わたらせリバーサイドクリニック 平林久幸 他3名
2. 認知症の人の介護医療を提供する上での口腔ケアの必要性について
岩下病院 宮本重人 他5名
3. 歯科医師が高齢入院患者さんの口腔ケアを通して関わりを持つことで見えてき
てきた事について
柏瀬歯科医院 柏瀬昌史 他5名
座長:全仁会高木病院 福田純一
4. アセスメントシートを活用した口腔ケアの検討
みどり病院 看護部 第一病棟 尾島久美子 他2名
5. 回復期病棟における摂食・嚥下リハビリテーションの関わり
〜多職種の中で歯科衛生士に出来る事〜
足利赤十字病院 歯科口腔外科 堀越悦代
6. 胃瘻造設より経口摂取が可能となった1例
恵愛堂病院 NSTチーム 狩野彰子 他14名
座長:(社)桐生市歯科医師会 須永實
7. 4期連続モデルとプロセスモデルの嚥下内視鏡的観察
医療法人上毛会伊勢崎福島病院 歯科 種村達哉 他6名
8. 高齢者の口腔ケアで気付かされる顎関節脱臼とその予備軍
桐生厚生総合病院 歯科口腔外科 今井正之 他6名
9. 高木病院の専門的口腔ケアの現況
全仁会高木病院看護部(歯科衛生士) 北爪唯 他4名18:30閉会挨拶
居宅介護支援事務所 ユートピア広沢 金子幸代