01-03 療養病棟における口腔乾燥に対する取り組み

01-03 療養病棟における口腔乾燥に対する取り組み

恵愛堂病院 看護部1 、同 外科2                         
○高橋みゆき1、藤田隆司1、星野香織1、太田節子1、中村公子1、石井和代1、山田勲2

当院の療養病棟では、急性期治療を終え、様子観察やリハビリテーション目的の患者を在宅や施設に退院できるようにケアを行っている。その中で、経口摂取や経管栄養を問わず、歯科疾患を除き一番多い問題が口腔乾燥である。そこで、今回は当病棟での口腔乾燥に対する取り組みについて、症例を基に検証する。
加齢に伴い、唾液の分泌量低下により、口腔内は汚れ易く、各種の細菌が繁殖し易い。一方で、口腔ケアにより、唾液分泌を促し、自浄作用も促される。また、老化や経口摂取困難は、嚥下機能や咳嗽反射の低下をきたし、誤嚥を起こし易いことが知られている。この中で、問題となるのがマイクロアスピレーション(微少誤嚥)と言われている。一方、QOLの面から考えても、口腔内を清潔にすることは快適さの向上に繋がる。実際にケアを行い、患者の協力が得られたことで実証されたと考える。また、患者の笑顔や食欲の向上に繋がることからも、口腔ケアの必要性を実感している。その反面、当院には専門医師がいないため、対応は限られてしまうのが現状であり、周囲の専門医師との連携をはかると共に、口腔ケア技術を向上させる必要性を感じた。今後、このような研究会に参加し、研鑽を積み、専門医師との連携の下、患者サービスの向上に努めたい。

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